構造材が、
人を迎える空間へ。
木材商社が、自らの空間で試した
木の新しい可能性
ABOUT
私たちについて
構造材に、もう一度、表情を。
横浜木材は、長年にわたり住宅用の構造材を扱ってきました。
柱や梁として使われる木材は、家の骨格を支える大切な存在です。
しかし、現代の住宅では、構造材は壁や天井の内側に隠れ、たとえ木造住宅であっても、
人が木に直接触れたり、その存在を感じたりする機会は少なくなっています。
今回のプロジェクトは、そんな構造材をもう一度、人の目に触れ、
身体で感じられる存在として空間に戻す試みです。
BACKGROUND
なぜ、今、
木材商社が
空間をつくるのか。
私たちは住宅構造材の専門商社として、強度や規格、コストといった観点から木材を届けてきました。
しかし木材の価値はそれだけではありません。木の香りや手触り、木目や節が持つ表情の豊かさは、実際に空間の中で触れ、感じることで初めて伝わります。
このプロジェクトは、木材商社である私たちが、自らの素材を使い、自らの空間で木の新しい可能性を探る取り組みでもあります。
自社が創業した場所に建つ相鉄KSビルのエントランスを、自社が長年主力として扱ってきた米ツガを用いて木質化したプロジェクトです。

CHALLENGE
一般的な角材から、有機的な曲線へ
今回使用したのは、住宅構造材として一般的に流通している米ツガです。
規格化された角材を積層し、5軸CNC加工によって削り出すことで、有機的な曲線を持つベンチを制作しました。
また、通常は欠点として扱われることもある節についても、素材が持つ個性として活かしています。
さらに、ベンチ製作で発生した端材もモニターパネルや植栽鉢として活用し、できる限り素材を使い切ることを目指しました。
構造材として流通する木材に、新しい価値や表情を与えること。それが今回の挑戦でした。
EXPERIENCE
木に触れるエントランス
ビルのエントランスに木の空間があることで、この場所を訪れる人に木に触れてほしいと考えました。
待ち合わせの時間に少し腰掛ける。
次の予定の前にひと息つく。
少し疲れたときに休憩する。
エントランスは長く滞在する場所ではありません。しかし、多くの人が日々必ず通る場所です。
そんな何気ない時間の中で木に触れ、その温かさや素材感を感じてもらう。
そして木という素材を少し身近に感じてもらうことを目指しました。
INSIGHT
このプロジェクトから見えてきたこと
今回のプロジェクトは、私たちにとって初めて自社の木材を活用した空間づくりへの挑戦でした。
構想当初は、住宅の柱や梁として使われる構造材を空間に活用することは難しいのではないかと感じていました。
それでも、自分たちが長年扱ってきた木材を使って空間をつくりたい。
その思いからこのプロジェクトはスタートしました。
実際に取り組んでみると、米ツガには私たち自身も気づいていなかった豊かな表情があることを発見しました。
また、一般的な規格材であっても、加工やデザインによって新たな価値を生み出せることも大きな気づきでした。
今回の取り組みは、自社空間の木質化にとどまらず、構造材の新しい活用方法や可能性について考えるきっかけとなりました。

FUTURE
私たちのこれから
私たちはこれまで住宅構造材として木材を扱ってきましたが、自ら木材を使い、空間として形にすることで、これまで気づかなかった魅力や可能性を発見することができました。
木材を取り巻く環境が変化する中で、これまでの用途にとらわれず、新たな価値や活用方法を探っていくことも、これからの木材商社に求められる役割の一つだと考えています。
今回の取り組みを出発点として、今後も木材の可能性を探究しながら、人々の暮らしや空間の中で木がより身近な存在となる提案に挑戦していきます。
そして、同じように木材の可能性に興味を持つ方々と対話しながら、新たな価値を共に形にしていきたいと考えています。

LET'S TALK
木材の可能性を、一緒に考える
今回のプロジェクトは、自社の空間を使った小さな実験から始まりました。
もし木を使った空間づくりや、新しい木材活用のアイデアに興味をお持ちの方が
いらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
設計者、デザイナー、事業者、地域の方々など、さまざまな方との対話を通じて、
新しい価値を共につくっていければと考えています。
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